ウラルカンゾウ(ウラル甘草)    別名:トウホクカンゾウ(東北甘草)
分類 マメ目マメ科カンゾウ属
学名 Glycyrrhiza uralensis Fisher
属性 多年生草本 互生葉序 散形花序 花色:紫< 花期:春
原産地 支那東北部
生育場所 砂漠地,草原,川岸の砂質地

 甘草は非常に甘味が強い植物です。甘味料として使われます。甘みの主成分は、炎症を抑える作用、制ガン作用、アレルギー反応を抑える働きのあるグリチルリチンです。
 葛根湯など色々な漢方方剤の重要な生薬の一つ。支那の特産品です。最も深く研究が進んでいる薬用植物の一つです。漢方では、解毒薬、消炎薬、緩和薬として使用され、生薬の効き目を穏やかにするためにほとんどの漢方処方に配合されています。抗炎症作用があるため、多くの化粧品にも使用されています。
 ゴルフをするときは、アシツリ防止のために、甘草とシャクヤク(芍薬)の配合薬である「芍薬甘草湯」を飲んでいます。飲んだ時はアシツリになったことはありません。

東京都薬用植物園 2004.5.26


 
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 乾燥地に生育しているので水を求めて根が地中深く1m以上も伸びる。管を立てその中で育てると収穫作業が容易になるので、日本でも栽培が試みられているようです。
東京都薬用植物園 2016.6.22





明薬大薬用植物園 2004.5.8


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